指輪の映える美しくてしなやかな指は昔から女性の憧れで、中でも"マニキュア"による指先の化粧は紀元前3000年以上前の古代エジプト時代にすでに行われていたという記録が残っています。
当時はヘンナと呼ばれる植物の花汁を使って爪をオレンジ色に染めるのが男女とも日課の1つとなっていたようで、特に女性らしさを表現するものではなかったようです、それが紀元前400年から500年くらいになるとヨーロッパでは爪のお手入れをしてマニキュアを塗ることが上流階級のステイタスシンボルのようになったり、インダス川流域あたりでは女性たちが手の爪を長く伸ばして赤銅色に染めるのが習慣となっていました。
日本でも平安時代から、ホウセンカの花とホオヅキの葉をもみあわせたもので爪を赤く染めるおしゃれが流行し、じわじわと女性達の間に爪のおしゃれが浸透して行きました。
2000年代になると、日本でも女性がネイルサロンに行って爪のお手入れや化粧をしてもらうのが美容院へ行くのと同じように日常的なこととして定着し、さらにカリスマネイリストが来日したり、美しいデザインが施された気軽な付け爪がいろいろ出回ることによりネイルアートブームにさらに拍車がかかりました。
今ではショッピングセンターの中やスーパーマーケット、百貨店など街のあちこちでネイルサロンを見かけ、書店ではネイルアートの専門誌も見かけるようになり、"ネイルアート"はもはやダイエットやエステと同格の地位を築いたようにさえ思えます。
また不思議なもので、女性はネイルチップをつけたりマニキュアを塗るだけで指先に意識が集中してしぐさも自然に女性らしく艶やかになると言われますが、"ネイルアート"の技術で女性をこのようにワンランクアップさせることのできる"ネイリスト"は、まるで魔術師のようです。
表現が自由で「こうであるべき」という枠がないこの仕事は、特に女性に人気が高く1級から3級まである資格試験には毎年多くの人たちが挑戦しています。
そしてネイルサロンだけでなく、ブライダルサロンやヘアサロンなど活躍の場は多いために、資格取得後は自分の空いた時間を利用してプロとしての収入を得るのも夢ではありません。
